フィナステリドのAGA治療を続けている方で、「フィナステリドの効果はいつから?」と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
毎日欠かさず薬を飲んでいるのに、鏡を見てもすぐに変化が感じられないと、「このまま続けて本当に意味があるのだろうか…」と心配になりますよね。
結論からお伝えすると、
フィナステリドの効果を実感できるまでには、一般的に6ヶ月程度の継続服用が必要とされています。
これは、ヘアサイクル(髪の毛が生え変わる周期)が関係しており、効果が目に見える形になるまでにはどうしても時間がかかってしまうためです。
この記事では、フィナステリドの効果が出るまでの詳しい期間と、ミノキシジル併用の相乗効果を解説します。さらに、についても、公的なデータやガイドラインを基に、分かりやすく掘り下げていきます。治療への不安を解消し、納得してAGAと向き合うための一助となれば幸いです。
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- フィナステリドの効果や副作用
- フィナステリドの効果が実感できる期間の目安
- ミノキシジルとの併用の相乗効果
- デュタステリドへの切り替えのタイミング
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フィナステリドとは?効果がでるまでの期間や副作用を解説

フィナステリドでの治療を考えるうえで、まず知っておきたい「効果」「ジェネリック医薬品」「他の治療薬との違い」「副作用」という4つの大切なポイントについて、詳しく解説していきます。
フィナステリド(プロペシア)とは?AGA治療としての効果と効きやすい部位

まずは、「フィナステリド」という成分が、どのようにして薄毛の進行に作用するのか、その仕組みについて見ていきましょう。「プロペシア」という名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。ここでは、その効果の仕組みと、特に効果が期待しやすい髪の部位について、わかりやすく解説します。
AGA(男性型脱毛症)の進行を抑えるための内服薬。日本では「プロペシア」という名前の治療薬として最初に承認され、多くのAGAクリニックで処方されている。
AGA治療としての効果
フィナステリドの最大の役割は、薄毛の進行を「抑制」し、ヘアサイクルを正常に戻すことです。
AGAは、男性ホルモンの一種「テストステロン」が、還元酵素「5αリダクターゼ」と結びつき、抜け毛の原因物質である「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されることが主な原因です。このDHTが髪の毛の成長を妨げ、薄毛が進行してしまいます。
フィナステリドは、このDHTが作られるのを根本からブロックします。これにより、乱れていたヘアサイクルが正常な状態に近づき、抜け毛の減少や、毛髪のハリ・コシの改善といった効果が期待できます。
以下の画像は、正常がヘアサイクルを表した画像です。

そしてDHTによって髪の毛の成長を妨げられ、正常ではないヘアサイクルになってしまった画像が以下になります。

効果実感までの期間と継続の重要性
多くの場合、効果を実感し始めるまでには、最低でも3ヶ月から6ヶ月の継続的な服用が必要です。ヘアサイクルが正常化するには時間がかかるため、すぐに効果が出ないからといって自己判断で服用を中止せず、根気強く治療を継続することが何よりも大切です。
効果が出やすい部位
フィナステリドは、特に 頭頂部(つむじ周り) と 前頭部 の薄毛に対して改善効果を発揮しやすいとされています。
フィナステリド(プロペシア)とジェネリックの違いと選び方

治療を続ける上で、やはり気になるのは費用のこと。そこで登場するのが「ジェネリック医薬品」です。プロペシアと同じ効果があると言われるけれど、なぜ価格が安いのでしょうか?ここでは、両者の違いと、安心して治療を続けるためのジェネリックの賢い選び方について解説します。
プロペシア(先発医薬品)とフィナステリド錠(ジェネリック)の有効成分は全く同じ「フィナステリド」であり、効果や安全性は同等です。大きな違いは価格で、ジェネリックは開発コストが抑えられているため、プロペシアよりも安価に処方されています。
フィナステリドとジェネリック医薬品の選び方の注意点
- クリニックで処方してもらう
-
最も安全で確実な方法です。最近では、通院の手間がないオンライン診療に対応したクリニックも増えています。医師の診察のもと、ご自身の症状や希望に合った薬を処方してもらいましょう。
- 個人輸入は避ける
-
海外製の安価な薬には偽造薬のリスクがあり危険です。必ず国内で承認された医薬品を選びましょう。
- 保険適用について
-
AGA治療は、病気やケガの治療とは異なるため、保険適用外の自由診療となります。費用は全額自己負担となる点を理解しておきましょう。
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フィナステリドとミノキシジルとの併用で効果は高まる?

AGA治療薬を調べると、必ずと言っていいほど目にするのが「ミノキシジル」です。フィナステリドと一緒に使うことで、より高い効果が期待できると言われていますが、それはなぜでしょうか。
フィナステリドとミノキシジルは、作用の仕方が全く異なるため、併用することで相乗効果が期待できます。
| 薬名 | 効果 |
|---|---|
| フィナステリド | 抜け毛の原因(DHT)を抑制し、薄毛の進行を防ぐ。 |
| ミノキシジル | 頭皮の血流を促進し、毛母細胞を活性化させて発毛を促す。 |
このように、フィナステリドで抜け毛にブレーキをかけながら、ミノキシジルで発毛をアクセルを踏むというイメージです。多くのAGAクリニックでは、この併用療法が標準的な治療プランの一つとなっています。
フィナステリドとザガーロ(デュタステリド)との違いは?

フィナステリドと同じAGA治療薬に「ザガーロ(有効成分:デュタステリド)」があります。どちらも同じ仕組みの薬ですが、いくつかの違いがあります。
フィナステリドとデュタステリドは、どちらも抜け毛の原因であるDHTの生成を抑制する薬です。
違いは、DHTの生成に関わる還元酵素「5αリダクターゼ」へのアプローチにあります。この酵素にはI型とII型があり、フィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害します。

そのため、デュタステリドの方がより強力にDHTの生成を抑制し、発毛効果が高いという研究データがありますが、その分、副作用のリスクもわずかに高まる可能性が指摘されています。どちらの薬が適しているかは、医師が症状や体質を考慮して判断します。
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フィナステリド(プロペシア)の副作用を解説

どんなお薬にも、効果がある一方で副作用のリスクは伴います。特に、毎日飲み続けるものだからこそ、その内容はきちんと知っておきたいですよね。ここでは、フィナステリドで報告されている副作用の種類やその頻度、そして服用を中止しても症状が続くと言われる「ポストフィナステリド症候群」について、正確な情報をお伝えします。
| 主な副作用 | 発生頻度 |
|---|---|
| 性機能に関する症状(1〜5%未満) | リビドー(性欲)減退、勃起機能不全(ED)など。 |
| 肝機能障害(頻度不明) | 肝機能の数値が悪化する可能性があります。 |
| 初期脱毛 | 服用開始後1ヶ月頃に、一時的に抜け毛が増えることがあります。これはヘアサイクルが正常化する過程で起こる好転反応の一種で、治療が順調な証拠でもあります。通常1〜2ヶ月ほどで治まります。 |
| ポストフィナステリド症候群(PFS) | ごく稀に、服用を中止した後も副作用が持続するという報告があります。 |
フィナステリドは男性専用の治療薬です。特に女性(特に妊娠中や授乳中の方)が服用したり、錠剤に触れて有効成分が皮膚から吸収されたりすると、胎児(特に男の子)の生殖器に影響を及ぼす危険性があります。錠剤はコーティングされていますが、割れたり砕けたりしたものには触れないよう、家族がいる方は保管場所に十分注意してください。
妊娠中か、その可能性のある女性は:
-絶対にプロペシアを使用してはいけません。
-砕けたり割れたりしたプロペシアの錠剤をさわってはいけません。
男の子を妊娠している女性の体内にプロペシアの有効成分が入ると、それが口から入った場合であっても、皮膚に付着して吸収された場合であっても、男の子の生殖器に異常を起こすおそれがあります。妊娠中の女性がプロペシアの有効成分に触れてしまった時には、医師に相談して下さい。
引用:厚生労働省「プロペシア(PROPECIA)(男性型脱毛症用薬)に関する注意喚起について」
フィナステリドの効果はいつから?半年でも効果がない?

この章では、フィナステリドの効果が出るまでの一般的な期間と、半年経っても「効かない」と感じる原因、そして効きにくい人の特徴を分かりやすく解説します。
フィナステリドはいつから効果を実感できる?

フィナステリドの効果は、飲んですぐに出るわけではありません。一般的に、効果を感じ始めるまでには3ヶ月から6ヶ月ほどかかります。というのも、フィナステリドは乱れたヘアサイクル(髪の生え変わり周期)を正常に戻す薬なので、新しい髪がしっかり育つまでに時間が必要だからです。
フィナステリドを始めて1ヶ月|未だ変化なし

※画像はイメージ画像
飲み始めて1ヶ月では、目に見える変化はほとんどありません。むしろ、この時期に「初期脱毛」といって、一時的に抜け毛が増えてしまう人もいます。
フィナステリドを飲み始めて1ヶ月の時点では、髪が増えたと感じることはまずありません。
人によっては、服用開始から2週間〜1ヶ月半頃に「初期脱毛」が起こることがあります。これは、薬の効果でヘアサイクルが整い始め、弱々しい古い髪が、新しく生えてくる元気な髪に押し出されることで起こる現象です。治療がうまくいっているサインとも言えますが、抜け毛が増えるのでびっくりするかもしれません。この初期脱毛は、通常1〜3ヶ月ほどで自然に収まります。
フィナステリドを始めて3ヶ月|早い人は効果が現れ始める

※画像はイメージ画像
飲み始めて3ヶ月が経つと、早い人では効果が出始めます。大きな変化ではありませんが、「抜け毛が減った」と感じる人が多くなる時期です。
毎日フィナステリドを飲み続けて3ヶ月頃になると、少しずつ変化を感じる人が出てきます。多くの場合、「髪が増えた!」というよりは、「お風呂の排水溝や枕に付く髪が減った」といった、抜け毛の減少で効果に気づきます。
これは、フィナステリドがAGAの原因物質(DHT)を抑え、短くなっていた髪の成長期間が正常に戻り始めたサインです。まだ見た目に大きな変化はなくても、治療は順調に進んでいる可能性が高いでしょう。
フィナステリドを始めて6ヶ月|効果が現れ始める

※画像はイメージ画像
飲み始めてから半年は、多くの人がはっきりと効果を感じる一つの目安です。抜け毛が減るだけでなく、髪にハリやコシが出たり、産毛が太く育ったりといった変化が期待できる時期です。
フィナステリドの公的な説明書にも「効果の確認には、通常6ヶ月の連日投与が必要」と書かれているように、半年間の継続が効果を見極める大切なポイントになります。
この頃には抜け毛の減少が定着し、髪全体のボリュームが増えたり、地肌が目立ちにくくなったりといった見た目の変化に繋がることが多いです。多くの臨床試験でもこの6ヶ月という期間が効果測定の基準にされています。
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半年で効果ないと感じる理由とAGA治療が効かない人の特徴

半年フィナステリドを飲んでも効かないと感じるなら、飲む期間がまだ足りなかったり、偽物の薬を使っていたり、AGA以外の原因が隠れていたりするかもしれません。また、遺伝的にフィナステリドが効きにくい体質の人もいます。
真面目に飲み続けても効果が感じられないと、がっかりしてしまいますよね。半年経っても変化がない場合、次のような理由が考えられます。

- まだ期間が短い:半年はあくまで目安です。人によっては1年ほど続けて、やっと効果が出ることもあります。また「抜け毛が減って現状を維持できている」だけでも十分な効果ですが、髪が増えることだけを期待していると「効かない」と感じてしまいがちです。
- AGAがかなり進んでいる:残念ながら、AGAが進行しすぎて髪を作る細胞(毛母細胞)が完全に働きを終えてしまっていると、薬だけで髪を元に戻すのは難しくなります。
- 偽物の薬を飲んでいる:病院で処方されず、個人輸入などで買った薬は偽物の可能性があります。効果がないだけでなく、体に害を及ぼす危険もあります。
- 生活習慣が乱れている:睡眠不足、栄養の偏り、強いストレス、タバコなどは、頭皮の血行を悪くして髪の成長を邪魔します。薬の効果をしっかり出すためにも、生活習慣は大切です。
- AGA以外の脱毛症:脱毛の原因が、円形脱毛症などAGA以外の病気だった場合、フィナステリドは効きません。
- 遺伝的な体質:AGAの原因物質を作り出す酵素の働きや、それを受け取る細胞の感度は遺伝で決まります。生まれつきこれらの働きが非常に強い人は、薬の効果が出にくいことがあります。
もし半年続けても全く手応えがない場合は、自己判断でやめてしまう前に、必ず処方してくれたお医者さんに相談しましょう。ミノキシジルという別の薬を一緒に使ったり、より作用が強い薬に変えたりするなど、次の手を一緒に考えてくれます。
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フィナステリドとデュタステリドの併用のタイミングは?

フィナステリドによる治療を6ヶ月以上継続しても抜け毛の改善が見られない、あるいは、より高い発毛効果を希望する場合に、デュタステリドへの切り替えが検討されます。ここでは、フィナステリド治療中のよくある質問として、デュタステリドへの切り替えやミノキシジルとの併用について、適切なタイミングや注意点を解説します。
デュタステリドへの切り替えタイミング(6か月/12か月)

まず前提として、フィナステリドとデュタステリドは作用が似ているため、同時に服用する「併用」は行いません。一方の薬剤で効果が不十分な場合に、もう一方へ「切り替える」のが一般的です。
フィナステリドを最低でも6ヶ月継続しても効果に満足できない場合や、薄毛の進行が著しく、より強力な改善効果を求める場合に、デュタステリドへの切り替えが検討されます。
デュタステリドは、フィナステリドが阻害する「II型5αリダクターゼ」に加えて「I型」も阻害するため、より強力にAGAの原因であるDHTの生成を抑制します。そのため、フィナステリドよりも高い発毛効果が期待されています。
ただし、効果が高い分、副作用の可能性も考慮する必要があるため、必ずクリニックの医師に相談の上、適切な判断を仰ぎましょう。
ミノキシジル併用はいつから?外用と内服の使い分け

フィナステリドで抜け毛の進行を抑えつつ、ミノキシジルで積極的に発毛を促す併用療法は、AGA治療において非常に効果的な組み合わせです。
併用を開始するタイミングに明確なルールはありませんが、フィナステリドの服用を開始するのと同時、あるいは治療を始めて数ヶ月経ち、より積極的な改善を望む男性が併用を選択するケースが多く見られます。
ミノキシジルには頭皮に塗布する「外用薬」と、服用する「内服薬」があります。
ミノキシジル外用薬: 頭皮の血行を促進し、毛母細胞を活性化させます。副作用のリスクが比較的低いため、併用療法の第一選択肢として推奨されています。
ミノキシジル内服薬(ミノタブ): 全身の血流から作用するため、外用薬よりも高い発毛効果が期待できます。しかし、動悸やむくみなどの副作用の可能性があり、国内ではAGA治療薬として未承認です。使用にはクリニックの医師による慎重な診察と処方が必要です。
まずは外用薬から開始し、効果や患者の状態を見ながら内服薬を検討するのが一般的な進め方です。
併用時の注意点と副作用

フィナステリドとミノキシジルを併用する場合、それぞれの薬が持つ副作用のリスクを理解しておくことが重要です。
| それぞれの薬名 | 副作用の詳しい内容 |
|---|---|
| フィナステリド | 性欲減退、勃起機能不全(ED)などの性機能障害、肝機能障害など。 |
| ミノキシジル | ・【外用薬】塗布部分のかゆみ、かぶれ、発疹 ・【内服薬】動悸、息切れ、めまい、低血圧、むくみ、多毛症、肝機能障害 |
これらの副作用が起きた際に、原因がどちらの薬にあるのかを判断するためにも、併用療法は必ず医師の管理下で行うようにしてください。少しでも体に異変を感じたら、自己判断で服用を中止せず、速やかに処方を受けたクリニックに相談しましょう。個人輸入などでの安易な使用は、健康を害するリスクがあるため絶対に避けるべきです。
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フィナステリドとミノキシジルの合剤の効果はある?

さて、この章ではAGA治療でよく耳にするフィナステリドとミノキシジルを一緒に使った場合の効果、特に「合剤」に焦点を当てて、その特徴や価格について詳しく見ていきましょう。「別々に飲むのと何が違うの?」「ぶっちゃけ、効果は上がるの?」といった疑問を解消していきます。
結論から言うと、フィナステリドとミノキシジルの併用、およびそれを一つにまとめた合剤の効果は「大いに期待できる」と言えます。実際に、多くのAGAクリニックで最も推奨される治療法の一つとなっています。
なぜなら、この2つの成分は薄毛へのアプローチ方法が全く異なるため、お互いの弱点を補い合い、強力な相乗効果を生み出すからです。
フィナステリドとミノキシジルの合剤の特徴とは?

合剤の最大の特徴は、何と言っても「手軽さ」と「相乗効果」です。
服薬・塗布の手間が省ける 本来2種類の薬を別々に管理(服用・塗布)する必要がありますが、合剤ならそれが1回で済みます。毎日のことなので、この手軽さは治療を継続する上で大きなメリットになります。
攻めと守りの治療が同時にできる 前述の通り、作用機序の異なる2つの有効成分を同時に摂取・塗布することで、効率的にAGAの改善を目指せます。
合剤には、飲み薬である「内服薬」と、頭皮に直接塗る「外用薬」の2種類があります。
内服薬の合剤(フィナタブ、ミノタブ合剤)
フィナステリドとミノキシジルタブレット(通称ミノタブ)を1錠にまとめたものです。クリニックによっては、さらに髪の成長に必要なビタミンや亜鉛などの栄養素を配合したオリジナルの合剤を処方している場合もあります。
ミノキシジルの内服薬は、日本ではAGA治療薬として厚生労働省の承認を受けていない「国内未承認薬」です。もともと高血圧の治療薬(降圧剤)として開発されたため、動悸やむくみ、心臓への負担といった副作用のリスクが外用薬より高いとされています。また、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるため、治療を受ける際は医師から十分な説明を受け、リスクを理解した上で検討する必要があります。
外用薬の合剤(塗り薬)
フィナステリドとミノキシジルを配合した、頭皮に直接塗布するタイプの治療薬です。内服薬に比べて全身への影響が少なく、副作用のリスクを抑えながら治療したい方に適しています。血行促進と抜け毛抑制の両方を、気になる部分に直接アプローチできるのが特徴です。
フィナステリドとミノキシジルの合剤の効果と価格感はどう変わる

単剤での治療と合剤(または併用)治療では、期待できる効果と費用感が変わってきます。
効果の違い
もちろん個人差はありますが、一般的に最も高い改善効果が期待できるのは「合剤・併用療法」です。
価格感の違い
当然ながら、使用する薬剤の種類が増えるほど費用は高くなります。ただし、多くのクリニックでは2つの薬剤を別々に処方してもらうよりも、セットプランや合剤で契約した方が割安になる価格設定をしています。
費用の目安(1ヶ月あたり)
- フィナステリド単剤: 約3,000円~8,000円
- ミノキシジル単剤: 約3,000円~15,000円(内服・外用や濃度による)
- 合剤・併用セット: 約8,000円~20,000円
価格に影響する要素
- クリニックの方針: 自由診療のため、価格はクリニックが独自に設定しています。
- 先発薬かジェネリックか: ジェネリック医薬品を選択すると費用を抑えられます。
- 処方量・濃度: ミノキシジルの成分量や濃度によって価格が変わります。
- 契約プラン: 多くのオンラインクリニックでは、6ヶ月や12ヶ月といった長期のまとめ払いプランにすることで、1ヶ月あたりの費用が大幅に割引される傾向にあります。
まずは複数のクリニックでカウンセリングを受け、ご自身の症状と予算に合った治療法を相談してみるのが良いでしょう。
フィナステリドに関するよくある質問

フィナステリドの塗り薬は効果がある?
限定的な効果が期待されますが、日本では未承認の治療法であり、内服薬ほどの確かなエビデンス(科学的根拠)はまだ確立されていません。
補足文章
フィナステリドの塗り薬(外用薬)は、頭皮に直接塗布することで、AGA(男性型脱毛症)の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を局所的に抑制することを目的としています。内服薬に比べて、有効成分の血中濃度が上がりにくいため、全身性の副作用(性機能障害など)のリスクを低減できる可能性がメリットとして挙げられます。
しかし、日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨されておらず、国内では医薬品として承認されていません。一部のクリニックが院内製剤として処方しているケースはありますが、効果や安全性に関するデータが内服薬に比べて乏しいのが現状です。効果が内服薬に及ばない可能性や、塗布による皮膚トラブル(かぶれ、かゆみ等)のリスクも考慮する必要があります。
フィナステリドで抜け毛が減るのはいつからですか?
抜け毛の減少や効果を実感し始めるまでには、早い方で3ヶ月、一般的には約6ヶ月の継続服用が一つの目安となります。
補足文章
フィナステリドを服用し始めても、すぐに抜け毛が劇的に減るわけではありません。これは、乱れていたヘアサイクル(髪の毛の生まれ変わりの周期)が正常な状態に戻るのに時間がかかるためです。
服用を開始すると、AGAの進行が抑制され始め、弱々しい髪の毛が太く長い健康な髪の毛に成長するための土台が整えられます。多くの場合、3ヶ月頃から抜け毛の減少といった変化を感じ始める人がいますが、見た目にも明らかな改善(髪の密度の増加など)を実感するには、少なくとも6ヶ月以上の継続的な服用が必要とされています。
フィナステリドを1ヶ月服用したら効果はありますか?
服用1ヶ月の時点では、目に見える発毛効果はほとんど期待できません。むしろ、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こる可能性があります。
補足文章
フィナステリドの効果は、前述の通りヘアサイクルを正常化させることで現れるため、1ヶ月という短期間で髪が増えることはありません。この時期は、薬の効果によって乱れたヘアサイクルがリセットされ、新しく健康な髪の毛が生える準備を始める段階です。
その過程で、成長が止まっていた古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出される形で抜け落ちることがあり、これを「初期脱毛」と呼びます。これは薬が効いている証拠とも言える好転反応ですので、自己判断で服用を中止しないことが重要です。
フィナステリドの初期脱毛はどれくらい続きますか?
初期脱毛は、服用開始後1ヶ月前後から始まり、通常1〜3ヶ月程度で落ち着くことが一般的です。
補足文章
初期脱毛が始まる時期や期間、抜け毛の量には個人差がありますが、多くは服用を始めて2週間から1ヶ月半頃にみられます。この期間はヘアサイクルが正常化する過程であり、長く続くものではありません。通常は3ヶ月を過ぎる頃には自然と症状は治まり、その後、徐々に髪質の改善や抜け毛の減少といった効果が実感できるようになります。もし3ヶ月以上経っても抜け毛が改善しない、あるいは悪化するような場合は、医師に相談してください。
フィナステリドの服用は朝と夜どっちが良い?食前/食後の取り方
服用時間に決まりはなく、朝・夜、食前・食後のいずれでも問題ありません。最も重要なのは、毎日なるべく同じ時間に服用することです。
補足文章
フィナステリドは食事による効果への影響がほとんどないため、ご自身のライフスタイルに合わせて、続けやすい時間帯に服用できます。
ただし、薬の効果を最大限に引き出すためには、体内の血中濃度を一定に保つことが重要です。そのため、「朝食後」「就寝前」など、毎日決まった時間に服用する習慣をつけることが強く推奨されます。飲み忘れを防ぐためにも、日常生活のルーティンに組み込むのが良いでしょう。
つむぎはげにフィナステリドは効果がありますか?
はい、フィナステリドはつむじ(頭頂部)の薄毛に対して特に効果が期待できます。
補足文章
AGAの主な原因である還元酵素「II型5αリダクターゼ」は、前頭部と頭頂部(つむじ周辺)に多く存在しています。フィナステリドはこのII型5αリダクターゼの働きを阻害することで、AGAの進行を抑制する薬です。
そのため、原因物質が多く存在するつむじ周辺の薄毛に対して、フィナステリドは作用しやすく、効果を発揮しやすいと考えられています。実際に多くの臨床試験で、頭頂部の毛髪量の増加が確認されています。
| サイト名 | URL |
|---|---|
| 厚生労働省 | https://www.mhlw.go.jp/ |
| 上手な医療のかかり方(厚生労働省) | https://kakarikata.mhlw.go.jp/ |
| 医療情報ネット(厚生労働省) | https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/ |
| 消費者庁 | https://www.caa.go.jp/ |
| 国民生活センター | https://www.kokusen.go.jp/ |
| 日本皮膚科学会 | https://www.dermatol.or.jp/ |
| 日本臨床毛髪学会 | https://jschr.org/index.html |
| 公益社団法人日本毛髪科学協会 | https://www.jhsa.jp/ |
| 毛髪科学研究会 | https://www.shsr.jp/ |


