切開フェイスリフトのダウンタイムはいつまで?術後の過ごし方と腫れのピークについて解説!

切開フェイスリフトのダウンタイムはいつまで?術後の過ごし方と腫れのピークについて解説!

切開フェイスリフトを検討する際、最も気になるのがダウンタイムの期間や術後の経過ではないでしょうか。切開を伴う施術であるため、腫れや内出血は避けられませんが、事前に正しい知識を持っておくことで不安を大きく軽減できます。結論として、フルフェイスリフトのダウンタイムは2週間から1ヶ月、ミニ切開リフトであれば1週間から2週間が一般的な目安となります。

本記事では、切開フェイスリフトのダウンタイム期間や時期別の具体的な症状、そして早く回復させるための過ごし方について詳しく解説します。個人差はありますが、ピーク時の症状や仕事復帰のタイミングを把握しておくことで、無理のないスケジュール調整が可能になります。

この記事で分かること:
  • 切開フェイスリフトの手法別のダウンタイム期間
  • 術後に現れる主な症状(腫れ・内出血・痛みなど)とその経過
  • 手術当日から数ヶ月後までの時期別の具体的な状態
  • ダウンタイムを早く終わらせるための推奨される過ごし方
  • 腫れや内出血を長引かせてしまう絶対に避けるべきNG行動
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目次

切開フェイスリフトのダウンタイム期間は?

切開フェイスリフトのダウンタイム期間は?
この章で分かること:
  • フルフェイスリフトのダウンタイムは2週間から1ヶ月が目安であること
  • ミニ切開リフトは1週間から2週間程度で落ち着く傾向があること
  • 回復期間には年齢や体質による個人差が大きく影響すること

フルフェイスリフトのダウンタイムは2週間から1ヶ月が目安

フルフェイスリフトを受けた場合、日常生活に大きな支障がなくなるまでのダウンタイムは、おおよそ2週間から1ヶ月が目安となります。

この施術は広範囲の皮膚を剥離し、筋膜(SMAS)からしっかりと引き上げる大掛かりな手術となるため、どうしても組織へのダメージが大きくなり、回復に時間を要します。特に術後1週間から2週間は腫れや内出血が目立ちやすく、外出時にはマスクや帽子などでカバーする必要があるケースがほとんどです。

2週間が経過した頃から、初対面の人には手術を受けたことが分からない程度まで自然に馴染んでくる傾向にあります。ただし、完全に組織が修復し、つっぱり感などの違和感が消失して完成形となるまでには、3ヶ月から半年程度の期間を要することを理解しておくことが重要です。

フルフェイスリフトは大掛かりな変化を期待できる反面、身体への負担も大きくなります。そのため、まとまったお休みを確保するなど、スケジュールには十分なゆとりを持たせることをおすすめします。

ミニ切開リフトのダウンタイムは1週間から2週間程度

こめかみや耳の周りなど、限定的な範囲を切開して引き上げるミニ切開リフトの場合、ダウンタイムは1週間から2週間程度と、フルフェイスリフトに比べて短く済む傾向にあります。

剥離する範囲が狭いため、手術による体への負担が比較的少なく、腫れや内出血といった術後の反応も軽度で収まるケースが多いからです。多くの場合、術後3日から5日を過ぎる頃から急速に症状が落ち着き始め、自然なフェイスラインへと整っていきます。

耳の形に沿って切開するため傷跡も髪の毛や耳の影に隠れて目立ちにくく、1週間弱のお休みがあれば、余裕を持って仕事や日常生活に復帰できる可能性が高いと言えます。もちろん個人差はありますが、ダウンタイムをできるだけ短く抑えつつ、確かなリフトアップ効果を得たいという方に選ばれやすい施術です。

長期の休暇を取るのが難しい方でも、比較的計画を立てやすいのがミニ切開リフトの大きな特徴と言えます。

切るフェイスリフトは年齢や体質で回復期間に個人差が存在

切開を伴うフェイスリフトのダウンタイム期間は、あくまで一般的な目安であり、年齢やもともとの体質によって回復のスピードに大きな個人差が存在します。

人間の体は、年齢を重ねるごとに細胞の再生能力や新陳代謝が低下する傾向にあるため、高齢になるほど傷の治りや腫れの引きに時間がかかるケースが見受けられます。また、普段からむくみやすい体質の方や、内出血が出やすい方は、標準的な期間よりも症状が長引く可能性があります。

さらに、手術中の出血量や、麻酔の効き方などによっても術後の経過は変化します。インターネット上の体験談などで「数日で全く腫れが引いた」という情報があったとしても、それがすべての人に当てはまるわけではありません。

医師から提示されるダウンタイムの期間は、余裕を持ったスケジュールとして捉えることが大切です。万が一腫れが長引いた場合でも焦らずに経過を見守れるよう、術前からの心構えをしておくことが、精神的な負担を減らすことにつながります。

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切開フェイスリフトのダウンタイム中に現れる主な症状と経過

切開フェイスリフトのダウンタイム中に現れる主な症状と経過
この章で分かること:
  • 腫れのピークは術後2日から3日目であること
  • 内出血は色の変化を経て約2週間で消失すること
  • 痛みは鎮痛剤でコントロール可能で数日で引く傾向があること
  • 傷跡の赤みや拘縮は正常な治癒過程であること

フェイスリフトの腫れのピークは術後2日から3日目

切開フェイスリフトの手術後、顔の腫れが最も強く出るピークの時期は、一般的に術後2日から3日目となります。

これは、手術による組織のダメージに対して、体が修復しようとする正常な炎症反応が最大に達するためです。手術直後よりも、翌日や翌々日になってからの方が、顔全体がパンパンに張ったように感じたり、熱を持ったりすることが多くあります。

このピークの時期は、見た目の変化に不安を感じやすいタイミングですが、永遠に続くわけではありません。保冷剤などをタオルで包み、患部を優しく冷やすことで、炎症を抑え、腫れの悪化を防ぐ効果が期待できます。

腫れのピーク時は無理な外出を避け、自宅で安静に過ごすことが最も重要です。鏡を見て落ち込むのではなく、治癒に向かっている証拠だと捉え、ゆったりとした気持ちで過ごすことを心がけてください。

腫れはいつまで続くか1週間から2週間で落ち着くのが一般的

術後2日から3日目をピークに達した腫れは、その後徐々に引いていき、1週間から2週間程度で大きな腫れは落ち着くのが一般的です。

体内の水分代謝や血流が正常化していくにつれて、炎症が治まり、むくみも抜けていきます。術後1週間が経過し、抜糸を迎える頃には、マスクを着用すれば外出しても他人の目が気にならない程度まで回復しているケースが多く見られます。

ただし、大まかな腫れが引いた後でも、朝起きた時に顔がむくみやすかったり、触るとわずかに硬さを感じたりする微細な腫れは、1ヶ月程度残る可能性があります。これも組織が完全に修復するまでの過程であり、時間の経過とともに自然に解消していきます。

焦ってマッサージなどをしてしまうと逆効果になるため、自然に腫れが引くのを待つことが、美しいフェイスラインを完成させるための近道となります。

内出血は赤紫から黄色へ変化し2週間程度で消失

切開フェイスリフトに伴う内出血は、皮膚の下で微細な血管から出血した血液が透けて見えている状態であり、色の変化を伴いながら約2週間程度で消失していきます。

手術直後から数日間は、血液中のヘモグロビンの色である赤紫や青紫のような濃い色で現れます。その後、体内のマクロファージという細胞が血液を分解・吸収していく過程で、緑色から黄色っぽい色へと変化していくのが正常な治癒のサインです。

首元やデコルテ周辺まで重力によって内出血が下がってくることもありますが、これも異常ではありません。黄色っぽく変化してきた段階であれば、コンシーラーやファンデーションなどのメイクで十分にカバーできるようになります。

内出血が完全に消えるまでの期間は個人差がありますが、2週間から長くても3週間程度で自然に吸収されて見えなくなります。無理に温めたり揉んだりせず、自然な吸収を待つことが大切です。

フェイスリフトの痛みは数日で引き痛み止めでコントロール可能

手術後の痛みは、多くの場合、手術当日から翌日が最も強く感じられますが、数日で自然に引いていき、処方される痛み止めで十分にコントロールが可能です。

切開や剥離を行っているため、麻酔が切れた後はジンジンとした熱を帯びたような痛みや、鈍痛を感じることがあります。しかし、美容外科の手術において、我慢できないほどの激痛が長期間続くことは稀です。

クリニックからは、術後の炎症を抑え、痛みを和らげるための鎮痛剤(痛み止め)が処方されます。痛みを我慢すると血圧が上がり、かえって腫れや出血を助長する恐れがあるため、指示された用量・用法を守って適切に薬を服用することが推奨されます。

術後3日目以降になれば、薬を飲まなくても過ごせる程度に痛みが和らいでくる方が大半です。もし、数日経っても痛みが激しくなる場合や、薬が全く効かない場合は、早急に施術を受けたクリニックに相談してください。

切開リフトの傷跡の赤みは数ヶ月かけて徐々に目立たなくなる

耳の周りや髪の生え際などにできる切開リフトの傷跡は、術後すぐは赤く目立ちますが、数ヶ月から半年ほどの時間をかけて徐々に白く細い線となり、目立たなくなっていきます。

皮膚を切開して縫合した部分は、傷を治そうとする細胞が活発に働くため、術後1ヶ月から3ヶ月頃までは赤みや硬さ、盛り上がりが生じやすくなります。これは「成熟瘢痕(せいじゅくはんこん)」へと移行する前の正常な反応です。

多くの場合、熟練した医師であれば、耳の軟骨の輪郭や髪の毛の生え際に沿って、傷跡が極力目立たないようなデザインで縫合を行います。そのため、赤みが残っている期間でも、髪の毛を下ろしたり、メイクを工夫したりすることでカバーすることが可能です。

傷跡をきれいに治すためには、紫外線による色素沈着を防ぐことと、摩擦などの物理的な刺激を与えないことが重要です。最終的には、よく見ないと分からない程度にまで肌に馴染んでいく傾向にあります。

フェイスリフト後の拘縮やひきつれ感は組織が修復する正常な過程

ダウンタイム中に、顔の皮膚が突っ張るような「ひきつれ感」や、触ると硬く感じる「拘縮(こうしゅく)」が現れることがありますが、これはダメージを受けた組織が修復している正常な過程です。

手術によって剥離された皮膚や皮下組織は、再び癒着して治癒していく段階で、一時的に繊維組織が過剰に生成され、硬く縮む性質を持っています。この現象が拘縮であり、術後1ヶ月前後で最も強く感じられることが多いです。

この時期は、顔が過剰に引っ張られているように感じたり、表情が作りにくかったりして不安になる方も少なくありません。しかし、術後3ヶ月から半年かけて、組織の再構築が進むにつれて徐々に柔らかさを取り戻し、自然な状態へと落ち着いていきます。

拘縮が起きている間は、無理に口を大きく開けたり、強い力でマッサージをして組織を伸ばそうとしたりするのは厳禁です。時間が解決する症状であるため、安静に見守る姿勢が求められます。

時期別の切開フェイスリフトのダウンタイムの症状とは?

時期別の切開フェイスリフトのダウンタイムの症状とは?
術後の時期主な症状と状態日常生活の目安
手術直後〜翌日腫れ・痛みの出始め、強い内出血絶対安静。患部の冷却と圧迫固定
術後3日〜1週間腫れのピーク越え、内出血の色変化マスクをしての短時間の外出可能
術後1週間〜2週間抜糸。大きな腫れの消失メイク可能、多くの人が仕事復帰
術後1ヶ月〜3ヶ月拘縮(硬さ・ひきつれ感)のピークと緩和ほぼ通常の生活。フェイスラインの完成へ

手術直後から翌日は強い腫れと痛みが出やすい時期

手術直後から翌日にかけては、麻酔が切れることによる痛みや、組織の炎症反応による強い腫れが出やすい、ダウンタイムの中で最もデリケートな時期です。

手術中は麻酔が効いているため痛みを感じませんが、帰宅後数時間経つと、患部にジンジンとした熱感や鈍痛が現れ始めます。同時に、内出血が広がり始め、顔全体が張ったような感覚を覚える方が多くいらっしゃいます。

この時期は、クリニックで装着されたフェイスバンドなどの圧迫固定を絶対に外さず、指示通りに保つことが極めて重要です。圧迫によって無駄な出血や極端な腫れを防ぐことができます。また、処方された抗生剤や鎮痛剤は、痛みがなくても予防のためにしっかりと服用してください。

体への負担が大きい状態ですので、家事や仕事などは一切お休みし、ベッドやソファで安静に過ごすことに専念すべき期間と言えます。

術後3日から1週間はピークを越えて腫れが引き始める期間

術後3日目頃に腫れのピークを迎えた後は、1週間に向けて少しずつ炎症が治まり、腫れが引き始める期間に入ります。

顔のパンパンな張りが徐々に和らぎ、濃い紫色だった内出血も、少しずつ緑色や黄色へと変化し始めます。痛みに関しても、この頃には鎮痛剤を飲まなくても我慢できる程度にまで軽減しているケースが大半です。

医師の指示によりますが、この時期からシャワーでの軽い洗髪や洗顔が許可されることが多くなります。ただし、傷口を強く擦ったり、熱いお湯で血行を急激に促進させたりしないよう、細心の注意を払いながら優しくケアする必要があります。

体調が良ければ、マスクや帽子で顔を隠した上で、近所への短時間の買い物など、無理のない範囲での外出が可能になってくる時期です。

術後1週間から2週間は抜糸を迎えメイクで傷や内出血が隠せる時期

術後1週間から2週間は、多くのクリニックで抜糸が行われるタイミングであり、日常生活への復帰が本格化する時期です。

抜糸が完了すると、傷口が塞がった状態となるため、患部周辺を含めたフルメイクが可能になります。残っている黄色い内出血や、傷跡の赤みも、コンシーラーやファンデーションを重ねることで、周囲の人に気付かれないレベルにまでカバーできるようになります。

大きな腫れも大方引いているため、この時期を目標に仕事や学校へ復帰される方が非常に多いです。デスクワークや接客業など、激しい運動を伴わない職種であれば、十分に対応可能な状態まで回復していると見込んでよいでしょう。

ただし、まだ皮膚の奥では組織の修復が続いているため、顔を強くマッサージしたり、過度に飲酒をしたりすることは、引き続き避けるべき期間でもあります。

術後1ヶ月から3ヶ月は拘縮が落ち着きフェイスラインが完成する時期

術後1ヶ月から3ヶ月という期間は、傷跡の硬さやひきつれ感(拘縮)が徐々に落ち着き、最終的なフェイスラインが完成していく時期にあたります。

術後1ヶ月の段階では、皮膚の下の組織が癒着して硬くなるため、顔がタイトに引っ張られているような違和感を強く感じる場合があります。しかし、ここから2ヶ月、3ヶ月と経過するにつれて、組織が柔らかさを取り戻し、表情を作った際の不自然さも解消されていきます。

傷跡の赤みも次第に薄れ、白っぽい細い線へと変化していくため、髪をアップにしてもほとんど目立たなくなります。むくみも完全に抜け切り、本来の手術によるリフトアップ効果を最も実感できるタイミングとなります。

この時期になれば、特別な制限事項はなくなり、手術前と全く同じ日常生活を安心して送ることができるようになります。定期検診で医師に状態を確認してもらうことで、より安心感を得られます。

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フェイスリフトのダウンタイムに関する疑問と注意点

この章で分かること:
  • フェイスバンドの着用期間はクリニックの方針により異なること
  • 仕事復帰の目安は施術範囲によって数日から1週間程度であること
  • 一時的な左右差やひきつれは時間とともに自然に改善していくこと

切開リフトのフェイスバンドはいつまで着ける?

術後の不安を解消するフェイスバンド着用のポイント

切開リフト後のフェイスバンド(圧迫固定用のガーメント)の着用期間は、手術の範囲やクリニックの治療方針によって異なりますが、最低でも術後24時間は必須とされるのが一般的です。

フェイスバンドは、剥離した皮膚を新しい位置で固定し、皮下での出血(血腫)を防ぎ、腫れを最小限に抑えるための極めて重要な役割を担っています。そのため、術後3日から1週間程度は、入浴時などを除いて常時着用するよう指示を出すクリニックが多く見受けられます。

その後も、術後1ヶ月程度までは、就寝時や自宅で過ごすリラックスタイムなど、可能な範囲で着用を続けることで、より美しい仕上がりや拘縮の早期改善につながるとされています。

自己判断で早々に外してしまうと、内出血が長引いたり、仕上がりに悪影響を及ぼしたりするリスクがあるため、必ず担当医師の指示に従って着用期間を守ることが大切です。

仕事復帰はミニリフトなら数日後フルフェイスなら1週間後が目安

仕事復帰はミニリフトなら数日後フルフェイスなら1週間後が目安

切開リフト後の仕事復帰のタイミングは、手術の規模(剥離範囲)と、ご自身の職種(体を動かす程度)によって目安が変わってきます。

耳の周囲のみを切開するミニリフトの場合、腫れや内出血が比較的軽度で済むため、デスクワークなどであれば術後3日から5日程度で復帰される方も少なくありません。一方、広範囲を処理するフルフェイスリフトの場合は、腫れが落ち着き抜糸が終わる術後1週間から10日程度がお休みの目安となります。

接客業など、人前に出るお仕事の場合は、内出血が黄色くなりメイクで隠しやすくなる術後1週間から2週間後を復帰の目標にすると安心です。また、重い物を持ったり、激しく体を動かしたりする肉体労働の場合は、血圧が上がり再出血のリスクがあるため、術後3週間程度は控えるか、医師の許可を得てから復帰するのが安全です。

ご自身の職場環境に合わせて、余裕を持ったスケジュールを計画しておくことが、ストレスのないダウンタイムにつながります。

ダウンタイム中の左右差やひきつれは時間経過とともに改善する

ダウンタイム中に、顔の左右で腫れの引き具合が違ったり、一時的なひきつれ感を感じたりすることがありますが、これらは時間の経過とともに自然に改善していくケースがほとんどです。

人間の顔はもともと完全な左右対称ではありません。さらに、手術時の局所麻酔の効き方や、術後に横向きで寝てしまった際の重力の影響などにより、左右でむくみや腫れの程度に差が出現することは非常に一般的です。また、ひきつれ感は前述の通り、傷が治る過程の「拘縮」によるものです。

鏡を見るたびに左右差が気になって不安になるかもしれませんが、術後1ヶ月から3ヶ月かけて組織が修復され、むくみが完全に抜けていく過程で、徐々にバランスの取れた状態へと整っていきます。

万が一、数ヶ月経過しても明らかな左右の歪みや、表情が作れないなどの麻痺が残る場合は、神経に影響が出ている可能性もゼロではないため、速やかに担当医師の診察を受ける必要がありますが、初期の左右差は過度に心配しすぎる必要はありません。

切開リフトのダウンタイムを早く終わらせる過ごし方

切開リフトのダウンタイムを早く終わらせる過ごし方
この章で分かること:
  • 就寝時は頭を高くして患部の血流を抑えるのが有効であること
  • 処方薬の内服とフェイスバンドでの圧迫を徹底すること
  • 洗顔時の摩擦など、傷口への直接的な刺激を避けること
  • 栄養バランスの取れた食事と睡眠で自己治癒力を高めること

術後数日は頭を高くして就寝し患部に血流を集中させない

ダウンタイムの腫れをできるだけ早く引かせるためには、術後数日間、就寝時に頭の位置を心臓よりも高く保つことが非常に有効な手段となります。

人間の体は、心臓よりも低い位置にある部位に血液や体液が溜まりやすい性質があります。完全にフラットな状態で仰向けに寝てしまうと、顔に血流が集中しやすくなり、結果として翌朝の腫れやむくみを悪化させる原因となってしまいます。

対策としては、普段使っている枕の上に折りたたんだタオルやクッションを重ねて、上半身に少し傾斜をつけるような姿勢で寝るのがおすすめです。また、横向きやうつ伏せで寝ると、顔の片側に物理的な圧力がかかり、左右差や痛みの原因になるため、必ず仰向けで寝るように意識してください。

この少しの工夫を術後3日間から1週間程度続けるだけでも、朝起きた時の顔のすっきり感が大きく変わってくる傾向にあります。

処方された薬を服用し適切な圧迫固定を続けることが重要

手術からの早期回復を目指す上で、クリニックから処方された薬を指示通りに服用し、適切な圧迫固定を継続することは、基本かつ最も重要なポイントです。

処方される抗生剤は傷口からの細菌感染を防ぎ、鎮痛剤や抗炎症薬は痛みや腫れのピークを抑える役割を果たします。自己判断で「痛くないから」と薬を飲むのをやめてしまうと、潜在的な炎症が長引き、ダウンタイムが延びてしまうリスクがあります。

また、フェイスバンドなどによる圧迫固定は、組織の隙間に血液や浸出液が溜まるのを物理的に防ぐ効果があります。これが不十分だと、血腫(血の塊)ができやすくなり、腫れが極端に長引く原因となります。

窮屈に感じることもありますが、美しい仕上がりと早い回復のための「治療の一環」であると理解し、医師の指示期間は必ず守って着用を続けるようにしてください。

傷口への摩擦や洗顔時の強い刺激を避ける

切開リフトの傷口がきれいに治るか、ダウンタイムが長引くかは、患部への物理的な刺激をどれだけ避けられるかに大きくかかっています。

術後しばらくは、傷口の組織が非常に脆弱な状態です。洗顔の際にゴシゴシと擦ったり、シャワーの強い水流を直接当てたりすると、縫合部が開いて出血したり、傷跡が太く赤く残ってしまったりする原因になります。洗顔時はたっぷりの泡で優しく撫でるように洗い、タオルで拭く際もポンポンと軽く押さえる程度に留めましょう。

また、無意識に傷口周辺を触ってしまったり、髪の毛を梳かす際にブラシを引っかけたりしないよう注意が必要です。抜糸が終わるまではもちろんのこと、術後1ヶ月程度は、患部を「大切に扱う」意識を持ち続けることが推奨されます。

傷跡の赤みや盛り上がりを最小限に抑えるためにも、摩擦などの外的なストレスを徹底して排除することが、早期回復の鍵となります。

バランスの良い食事と十分な睡眠で組織の回復を促す

手術によってダメージを受けた組織を修復するのは、ご自身の体が持つ自己治癒力です。これを最大限に高めるためには、バランスの良い食事と十分な睡眠が欠かせません。

食事面では、皮膚や筋肉の材料となる良質なタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)や、コラーゲンの生成を助け免疫力を高めるビタミンCを積極的に摂取することが推奨されます。逆に、塩分の多い食事(ラーメンやスナック菓子など)は、体に水分を溜め込み、むくみを悪化させる原因となるため、術後しばらくは控えるべきです。

また、成長ホルモンが分泌され組織の修復が最も進むのは、深い睡眠をとっている間です。夜更かしを避け、1日7時間から8時間の質の高い睡眠を確保するよう心がけてください。

外側からのケア(圧迫や冷却)だけでなく、体の内側からのアプローチを意識することで、よりスムーズにダウンタイムを乗り越えることが可能になります。

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フェイスリフトのダウンタイムを長引かせるNG行動

フェイスリフトのダウンタイムを長引かせるNG行動
この章で分かること:
  • 血行を過度に促進する運動や入浴は腫れを悪化させること
  • 飲酒と喫煙は傷の回復を著しく遅らせるリスクがあること
  • 過度なアイシングや自己流のマッサージは逆効果になるケースがあること

激しい運動や長時間の入浴は血行を促進し腫れを悪化させる原因

ダウンタイム中に最も注意すべきNG行動の一つが、血行を過度に促進させてしまう行為です。代表的なものとして、激しい運動や長時間の入浴、サウナなどが挙げられます。

手術直後の組織は、微細な血管がダメージを受けて炎症を起こしている状態です。この時期に体温を上げ、血流を急激に良くしてしまうと、せっかく止まっていた出血が再開したり、炎症が強まって腫れや痛みがピーク時以上に悪化したりする危険性があります。

シャワーは翌日や数日後から可能となるケースが多いですが、湯船に浸かるのは抜糸が終わる術後1週間程度は控えるよう指導されるのが一般的です。運動に関しても、軽いウォーキング程度であれば数日後から可能ですが、心拍数が上がるような筋トレやランニングは、術後3週間から1ヶ月程度は避けるのが安全です。

早く回復したいという思いから活動的になるのは逆効果であり、術後しばらくは「体を温めすぎない」「安静にする」ことを最優先に考えてください。

飲酒と喫煙は傷の治りを遅らせ内出血を長引かせるリスク

飲酒と喫煙は、百害あって一利なしと言えるほど、切開リフトのダウンタイムに悪影響を及ぼす行為であり、厳密に控える必要があります。

まず飲酒についてですが、アルコールには血管を拡張させ、血流を増加させる作用があります。術後に飲酒をしてしまうと、患部の炎症が強まり、腫れや内出血が長引くだけでなく、ズキズキとした痛みを誘発する原因となります。最低でも術後1週間から2週間は禁酒が推奨されます。

さらに深刻な悪影響を及ぼすのが喫煙です。タバコに含まれるニコチンは血管を強く収縮させるため、傷を治すために必要な酸素や栄養分が患部に届かなくなります。これにより、傷の治りが著しく遅れるだけでなく、最悪の場合は皮膚組織が壊死(えし)してしまう重大なリスクを伴います。

美しい仕上がりを得るためにも、手術の前後(術前1ヶ月から術後1ヶ月程度)は、禁煙を徹底することが医療機関からも強く求められます。

自己判断による過度なアイシングやマッサージは避けるのが安全

腫れを早く引かせたい一心で、自己判断による過度なケアを行ってしまうことも、ダウンタイムを長引かせる原因となり得ます。

確かに術後数日間は患部を冷やす(アイシング)ことが推奨されますが、氷を直接肌に当てたり、長時間冷やし続けたりすると、凍傷のリスクや、かえって血流が悪くなりすぎて組織の修復を妨げるリスクがあります。保冷剤を使う場合は必ずタオルで包み、気持ち良いと感じる程度の冷たさで、断続的に冷やすのが正しい方法です。

また、術後1ヶ月程度の拘縮(硬さ)が気になる時期に、「揉みほぐせば早く柔らかくなる」と勘違いして、強い力でフェイスラインをマッサージしてしまうのも大変危険です。組織に余計なダメージを与え、炎症をぶり返させたり、皮膚が伸びてリフトアップ効果を損なったりする可能性があります。

インターネット上の情報を鵜呑みにせず、ケアの方法に迷った際は、必ず施術を受けたクリニックの医師や看護師に確認することが最も安全で確実な対応です。

切開リフトのダウンタイムに関するよくある質問

この章で分かること:
  • 洗髪の開始時期と傷口を濡らさないための注意点
  • カラーリングやパーマは術後1ヶ月以降が目安となる理由
  • 他の施術との同時進行がダウンタイムに及ぼす影響

術後に髪の毛を洗うのはいつから可能か

切開リフト後の洗髪(シャンプー)は、クリニックの治療方針や傷の状態にもよりますが、早ければ手術の翌日、もしくは術後3日目あたりから許可されるケースが一般的です。

ただし、洗う際には注意が必要です。耳の周囲や生え際にある縫合部分に、直接強いシャワーの水圧を当てたり、指を立ててゴシゴシと強く擦ったりすることは絶対に避けてください。傷口が開いたり、感染症を引き起こしたりする原因となります。

シャンプーの泡で頭皮を優しく撫でるように洗い、すすぐ際もぬるま湯でそっと洗い流すように心がけましょう。洗髪後は、傷口周辺を清潔なタオルで軽く押さえるようにして水分を拭き取り、ドライヤーの熱風が患部に直接当たらないように注意して乾かすことが大切です。

フェイスリフトの傷跡に髪の毛のカラーリングやパーマはいつから可能か

髪の毛のカラーリング(白髪染めを含む)やパーマは、頭皮や傷口に対して強い化学的刺激を与えるため、ダウンタイム中は控える必要があります。一般的な目安として、術後1ヶ月が経過してからの再開が推奨されます。

カラー剤やパーマ液の成分は非常に刺激が強く、完全に塞がっていない傷口や、赤み・炎症が残っている状態の皮膚に付着すると、強い痛みやアレルギー反応、傷跡の悪化を引き起こすリスクがあります。

術後1ヶ月経過し、傷口がしっかりと塞がり、医師の許可が出た後であれば安全に行うことができます。美容室に行く際は、担当の美容師にフェイスリフトの手術を受けた旨と、傷跡の場所を事前に伝えておき、患部を避けて慎重に施術してもらうよう配慮をお願いするとより安心です。

他の美容施術と切開リフトの同時進行はダウンタイムに影響するか

切開フェイスリフトと同時に、脂肪吸引(頬や顎下)や、目元の手術などを組み合わせて行うケースは多々ありますが、当然ながらダウンタイムには影響を及ぼします。

複数の施術を同時に行うことで、顔の異なる部位にダメージが加わるため、単独で手術を受けた場合に比べて、全体の腫れの度合いが強くなったり、内出血の範囲が広がったりする傾向があります。体への負担も大きくなるため、痛みが長引いたり、回復までに通常より数日〜1週間程度余分に時間がかかったりする可能性を考慮しておくべきです。

しかし、複数回に分けて手術を受けるよりも、1度の麻酔とダウンタイムで理想のフェイスラインを完成させられるという大きなメリットもあります。同時進行を検討する場合は、ダウンタイムが長引く前提で、通常よりも長めのお休みを確保しておくことが推奨されます。

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