顔の脂肪吸引のボコボコが治らない?術後の経過や早く治すマッサージと修正法を紹介

顔の脂肪吸引のボコボコが治らない?術後の経過や早く治すマッサージと修正法を紹介

顔の脂肪吸引を検討している方、あるいは術後の経過で「肌がボコボコしてきた」と不安を感じている方にとって、仕上がりの滑らかさは最も気になるポイントです。結論から述べると、術後数ヶ月以内に発生するボコボコの多くは「拘縮(こうしゅく)」という正常な治癒過程であり、時間の経過とともに解消される可能性が高いといえます。一方で、術後半年を過ぎても消えない凹凸は、医師の技術不足による脂肪の取りすぎや取り残しが原因である場合が多く、自己判断での放置は禁物です。

この記事では、顔の脂肪吸引後に発生するボコボコの正体から、ダウンタイムの具体的なスケジュール、そして万が一治らなかった場合の修正方法までを徹底的に解説します。この記事を読むことで、現在の自分の状態が正常な範囲内なのか、それとも専門医に相談すべき異常事態なのかを客観的に判断できるようになります。失敗を避け、理想のフェイスラインを手に入れるための正しい知識を身につけましょう。

この記事で分かること:
  • 顔の脂肪吸引後にボコボコが生じる「拘縮」のメカニズム
  • 正常な経過と手術ミス(技術不足)を見分けるための期間の基準
  • 顎下や頬など部位別のダウンタイムの特徴と注意点
  • 拘縮によるボコつきを早期に改善するための正しいマッサージ法とケア
  • 半年経過しても治らない場合の他院修正の具体的な手法
  • 失敗しないための医師選びとカウンセリングのチェックポイント

この記事の監修者

徳田 真紀子 医師

とくだ まきこ

徳田 真紀子

S.T style クリニック 院長
形成外科・美容外科統括医師

出生地大阪府

略歴

資格

目次

顔の脂肪吸引でボコボコになる原因とは?

顔の脂肪吸引でボコボコになる原因とは?
この章で分かること:
  • 術後のボコつきの正体は組織が修復される過程で起こる「拘縮」である
  • 半年以降に残る凹凸は脂肪の取りムラなど技術的エラーの可能性が高い
  • 脂肪吸引注射などの低侵襲な施術でもボコボコのリスクは存在する

拘縮は皮膚が引き締まる正常な治癒反応

顔の脂肪吸引後に感じるボコボコとした手触りや硬さの正体は、医学的には「拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる正常な生理反応です。脂肪を吸引した後のスペースを埋めようと、体内の組織がダメージを修復する過程でコラーゲン線維などを過剰に生成するため、組織が一時的に硬く、ボコボコした質感になります。結論として、術後1ヶ月から3ヶ月頃に現れるこの症状は、皮膚が土台と密着し、引き締まっていくために不可欠なプロセスです。

拘縮が起きている間は、口を大きく開けたときや笑ったときに引きつれ感を感じたり、皮膚の表面に細かな凹凸が見えたりすることがあります。これは、内部組織が治癒の段階で不均一に収縮するために起こる現象です。日本美容外科学会(JSAS)などのガイドラインにおいても、脂肪吸引後のダウンタイムにおける一般的な症状として認められており、基本的には時間の経過とともに組織が柔らかく馴染んでいきます。この段階で「失敗した」と焦るのではなく、体が正常に治ろうとしている証拠だと捉えることが大切です。

多くの場合、術後3ヶ月を過ぎる頃から組織は徐々に柔らかさを取り戻し、半年ほどで滑らかな状態に落ち着きます。この引き締まりのプロセスが正常に進むことで、最終的にはたるみのないシャープなフェイスラインが完成します。したがって、術後早期のボコボコについては、適切なアフターケアを行いながら経過を静観するのが最も賢明な判断といえます。

半年以降の凹凸は医師の技術不足の可能性

術後半年が経過しても依然として解消されない明らかなボコボコや凹凸については、拘縮ではなく執刀医の技術不足による手術ミスが強く疑われます。結論として、この時期に残っている凹凸は自然に治ることはほとんどなく、脂肪の取りすぎや取り残しといった構造的な問題が原因です。組織の修復がほぼ完了する半年以降の状態が、その手術の「最終的な仕上がり」となるからです。

具体的には、カニューレ(吸引管)の操作が不適切で、皮膚のすぐ下の層を削りすぎてしまったり、特定の部分だけ脂肪を吸いすぎたりすると、皮膚が癒着して陥没したようなボコつきが生じます。逆に、周囲との境界がスムーズでない「取りムラ」がある場合も、光の加減で影ができ、ボコボコして見えてしまいます。これらはデザイン力や解剖学的な理解が不十分な医師による典型的な失敗例といえます。

半年経っても状態が改善しない場合は、施術を受けたクリニックへ相談するだけでなく、脂肪吸引の修正を専門とする他院でのセカンドオピニオンを検討してください。放置すると組織が硬く固定されてしまい、後の修正がより困難になる場合もあります。滑らかな表面を再構築するためには、現状がどのようなエラーによって引き起こされているのかを正しく診断する必要があります。

脂肪吸引注射は取りムラによるボコつきに注意

近年、従来の脂肪吸引よりもダウンタイムが短いとされる「脂肪吸引注射」が普及していますが、この手法であっても取りムラによるボコボコのリスクは同様に存在します。結論として、シリンジを用いた手動の操作であっても、均一に脂肪を除去できなければ凹凸が生じる可能性は十分にあります。むしろ、限られた範囲での細かな操作が必要な分、医師の繊細な指先の感覚と技量がよりダイレクトに結果に反映されます。

脂肪吸引注射でボコボコが生じる主な原因は、浅い層の脂肪を不均一に傷つけてしまうことにあります。皮膚の厚みが薄い顔面においては、わずか数ミリの取りムラが表面のボコつきとして現れやすいため、広範囲を均一に慣らすような高度なテクニックが求められます。また、吸引量が少なすぎると変化を感じられず、多すぎると凹みが生じるという、非常にシビアなバランス調整が必要です。

「注射だから手軽で安心」というイメージに惑わされず、どのような手法であってもリスクがあることを認識しておくべきです。施術を受ける際は、メリットだけでなくデメリットや副作用(ボコボコのリスク)についても十分な説明があるかを確認してください。低侵襲な施術こそ、経験豊富な医師による正確なアプローチが、滑らかな肌を保つための鍵となります。

脂肪吸引後のボコボコはいつまで続く?

術後から完成までのボコボコ消失スケジュール
この章で分かること:
  • 術後1ヶ月は拘縮のピークであり、最も不安を感じやすい時期である
  • 顎下の脂肪吸引は、首元の引きつれやボコつきが視覚的に目立ちやすい
  • 回復速度は体質や部位によって異なるため、自分自身のペースを把握することが重要

術後1ヶ月は拘縮で最もでこぼこする時期

顔の脂肪吸引の経過において、術後1ヶ月頃は拘縮がピークに達し、皮膚の質感が最もデコボコと感じられる時期です。結論として、この時期の不安は多くの患者様に共通するものであり、ダウンタイムの「山場」であると理解しておくことが重要です。術後直後の腫れが引いた代わりに組織が硬化し始めるため、視覚的・触覚的な違和感が最も強くなります。

この段階では、皮膚の下に板が入っているような硬さを感じたり、表情を作った際に不自然な溝ができたりすることがあります。これは、脂肪を除去したスペースが瘢痕組織で満たされているために起こる正常な現象です。多くの患者様が「このままボコボコが残るのではないか」と最も不安になる時期ですが、ここから数ヶ月かけて組織が再構築され、柔らかくなっていくのが標準的な流れです。焦って不適切なマッサージをしたり、追加の手術を検討したりするのは逆効果になるため避けてください。

経過を乗り切るためには、この時期のボコボコが「成功へ向かうための通過点」であることを再認識することが精神的な安定に繋がります。以下の表に、一般的な回復の目安をまとめました。自分の現状と照らし合わせてみてください。

経過時期主な状態とボコボコの程度一般的な推奨対応
術後〜1週間強い腫れや内出血がメイン。ボコつきはまだ不明瞭。徹底した圧迫固定と安静。
2週間〜1ヶ月腫れが引き、拘縮が開始。硬さとボコつきが最も目立つ。医師の指示に従いマッサージを開始。
2ヶ月〜3ヶ月硬さが徐々に緩和。ボコつきも目立たなくなってくる。マッサージやインディバの継続。
6ヶ月以降組織が完全に馴染み、仕上がりが安定。最終的な仕上がりの判定。

顎下脂肪吸引は首の引きつれが目立ちやすい

顎下脂肪吸引で見られる特有の拘縮症状

顔のパーツの中でも、顎下(あご下)の脂肪吸引は、首元の引きつれやボコつきが非常に目立ちやすい部位といえます。結論として、顎下から首にかけては皮膚が非常に薄く、さらに筋肉(広頸筋)の動きが激しいため、内部の組織変化がダイレクトに表面へ波及しやすいからです。特に上を向いたり横を向いたりした際に、縄のような筋状のボコつきが見えるのは顎下特有の拘縮症状です。

この引きつれやボコつきは、術後1ヶ月から2ヶ月頃に強く現れますが、顎下は顔の他の部分よりも「拘縮が強く出やすい」とされることが多いです。皮膚が土台に張り付こうとする力が強いため、首を動かした際に突っ張り感を感じることも一般的です。

もし、術後数ヶ月経っても顎下の特定の箇所だけがボコっと盛り上がっていたり、皮膚が波打ったりしている場合は、吸引ムラや取り残しの可能性があります。しかし、首全体の引きつれ感であれば、それは正常なダウンタイムの経過です。首元のケアは、優しく上を向くようなストレッチを取り入れることで、突っ張り感を和らげることができます。執刀医に現在の状態が「顎下特有の正常な経過」であるかを確認し、過度な心配をしないようにしましょう。

経過ブログで確認する回復速度の個人差

SNSや経過ブログでは多くの体験談が公開されていますが、回復速度には極めて大きな個人差があることを忘れてはいけません。結論として、他人の「1ヶ月で治った」という言葉と自分の現状を安易に比較し、一喜一憂することは避けるべきです。年齢、肌の弾力、脂肪の吸引量、そしてアフターケアの質によって、ボコボコが消えるスピードは数ヶ月単位で前後します。

例えば、20代で肌の弾力が高い方は拘縮からの回復が早い傾向にありますが、40代以降で皮膚のたるみを併発している場合は、皮膚が馴染むまでに時間がかかり、ボコつきが長引くように見えることがあります。また、もともとの脂肪量が非常に多かった方は、除去した後の空洞が大きいため、拘縮の反応も強く出やすいという特徴があります。ブログなどの情報は「一つの可能性」として参考に留め、自分自身の変化を客観的に観察することが重要です。

信頼できる医師は、カウンセリングの段階であなたの体質に合わせたダウンタイムの予測を伝えてくれるはずです。経過ブログなどで失敗談を読んで不安になった際は、まずは自分の施術前の写真と現在の状態を見比べ、少しずつでも改善の兆しがあるかを確認してください。昨日よりも今日、少しでも硬さが和らいでいれば、それは着実に回復へと向かっています。

理想のボディラインへ導く当院の脂肪吸引メニュー

当院では、患者様お一人おひとりの体型や脂肪の状態「どこをどう変えたいか」 という理想に合わせ、最適な術式・部位を選択できる体制を整えています。単に脂肪を減らすのではなく、全体のバランスを見据えたボディデザインを追求しています。

形成外科専門医としての確かな解剖学的知識 をもとに、皮下脂肪の層や血管・神経の走行を熟知した上で施術を行います。仕上がりの自然さと安全性を両立するため、一人ひとりの組織の状態に応じた丁寧なアプローチを徹底しています。

部位プラン・メニューダイオードレーザー脂肪吸引(税込)脂肪吸引・通常(税込)
フェイスラインすっきりプラン(ほほ+アゴ下)¥440,000¥275,000
腕周り肩・腕周りスッキリプラン(両肩+両二の腕+両腕付け根)¥495,000¥330,000
腕周り二の腕スッキリプラン(両二の腕+両腕付け根)¥440,000¥275,000
お腹クビレしっかりお腹全周セットプラン(上腹+下腹+側腹+腰)¥825,000¥660,000
お腹ウェストくびれ形成(上・下腹部+側腹部)¥660,000¥495,000
背中バックセット(背中上部+下部)¥536,250¥371,250
太ももすっきりセット(両太もも全周・臀部)¥825,000¥660,000
内腿セット(内腿・膝内・膝前)¥550,000¥385,000
外腿セット(大腿後・外側・臀部)¥550,000¥385,000
スレンダーセット(ふくらはぎ・足首)¥385,000¥220,000

当院の料金には、事前のカウンセリング、局所麻酔、術後の検診費用が含まれています。 なお、静脈麻酔や麻酔科医による全身麻酔を希望される場合には、麻酔科医の手配代と麻酔代を別途頂戴しております。

当院が目指すのは、術後すぐの変化だけでなく、年月を経ても「受けて良かった」と感じていただける仕上がりです。 ボディラインのお悩みや理想のイメージを、カウンセリングで一緒に整理していきましょう。

また、脂肪吸引で取り出した脂肪は、そのままバストへの注入に活用することができます。お腹や太ももをすっきりさせながら、同時にバストのボリュームアップも叶えたいという方は、脂肪注入豊胸との同時施術についてもお気軽にご相談ください。

ボコボコした拘縮を早く治す改善策とは?

ぼこつきを早くは押すためのsエルフケアとプロケア
この章で分かること:
  • 術後3週間頃からの適切なセルフマッサージがボコつき解消を早める
  • ストレッチや「あいうえお体操」により、皮膚と組織の癒着を予防できる
  • インディバなどの高周波治療は、血流を改善し拘縮を緩和する効果が高い

術後3週間から始めるセルフマッサージ

拘縮によるボコボコを早期に解消するために最も効果的なセルフケアは、術後3週間前後から開始するマッサージです。結論として、硬くなった組織を物理的にほぐすことで血流を促進し、コラーゲン線維の再構築をスムーズにする効果が期待できます。痛みや腫れが落ち着いてきたこの時期にマッサージを開始するかどうかが、その後の仕上がりの滑らかさを大きく左右します。

具体的なマッサージ方法は、指の腹を使って、ボコボコや硬さを感じる部分を円を描くように優しく揉みほぐすことです。顎下などの平らな部位は、親指と人差し指で組織を軽くつまみ、ローリングするようにほぐすのも有効です。注意点として、内出血や強い痛みが残っている段階で無理に行うと、炎症を再燃させてしまう恐れがあるため、必ず自分の肌の状態を確認しながら行ってください。また、1日に長時間行うよりも、お風呂上がりなどの血行が良いタイミングで、毎日数分ずつ継続することが重要です。

マッサージは「硬さを壊す」というイメージではなく、「組織を馴染ませる」という感覚で行うのがコツです。適切な圧で行うことで、数週間後には肌が徐々に柔らかくなり、ボコつきが目立たなくなるのを実感できるはずです。開始時期については、施術を受けたクリニックの担当医に確認した上で、正しい指導を受けるようにしましょう。

癒着を防ぐストレッチとあいうえお体操

顔の脂肪吸引後には、表面のマッサージだけでなく、顔や首の筋肉を大きく動かすストレッチもボコつき予防に極めて有効です。結論として、内側から組織を伸ばすことで、不自然な場所で皮膚が癒着してしまうのを防ぎ、柔軟なフェイスラインを保つことができます。特に「あいうえお体操」は、道具を使わずにどこでもできる優れたケア方法です。

あいうえお体操は、口を最大限に大きく開けて「あ・い・う・え・お」と発音するように顔全体の筋肉を動かします。これにより、脂肪吸引を施した頬や口角周りの拘縮が引き伸ばされ、ボコつきが解消されやすくなります。また、顎下を吸引した場合は、ゆっくりと真上を向いて首の前面を伸ばすストレッチを併用してください。これにより、首元の引きつれが解消され、滑らかな顎のラインが定着しやすくなります。

これらのストレッチは、組織が硬くなり始める術後2週間から1ヶ月頃に重点的に行うのが理想的です。無理に引き伸ばして激痛を感じるほど行う必要はありませんが、心地よい突っ張り感を感じる程度に動かすことがポイントです。毎日こまめに表情筋を動かす習慣をつけることで、術後の不自然なこわばりを解消し、より早く自然な笑顔を取り戻せるようになります。

インディバは拘縮の早期改善に有効

プロフェッショナルなケアとして、高周波温熱療法である「インディバ」は、拘縮によるボコボコを早期に改善するための最も推奨される治療の一つです。結論として、高周波の力で細胞の代謝を活性化し、深部から組織を温めることで、硬くなった組織の軟化とむくみの排出を劇的に早めることができます。多くの美容クリニックが術後のアフターケアとして採用している実績があります。

インディバの最大のメリットは、ハンドマッサージでは届かない深部組織にアプローチできる点にあります。熱刺激によって血行が改善されると、拘縮の原因であるコラーゲン線維の配列が整いやすくなり、ボコつきがスムーズに解消されます。また、施術自体が非常に心地よく、術後の不安やストレスを緩和するリラクゼーション効果も期待できます。週に1回程度の頻度で3〜5回ほど受けることで、ダウンタイム期間を大幅に短縮できるケースが多いです。

最近では脂肪吸引のアフターケアを専門とするインディバサロンも増えていますが、できれば施術を受けたクリニックや提携先で受けるのが安心です。術後の状態を最も理解している医師の指示のもとでインディバを併用することは、滑らかな仕上がりを保証するための最良の投資といえます。

半年経ってもボコボコが治らない時の修正法?

治らないボコボコ鬼対する2つの修正手法
この章で分かること:
  • 脂肪を吸いすぎた陥没には、脂肪注入によるボリューム補填が有効である
  • 脂肪の取り残しによる盛り上がりは、再度の精密な吸引で平坦化できる
  • 難易度の高い修正手術には、豊富な経験を持つ修正専門医の選定が不可欠である

脂肪を取りすぎた凹みには脂肪注入が有効

顔の脂肪吸引において、脂肪を過剰に吸い取りすぎてしまった結果として生じた陥没やボコつきには、自身の脂肪を再注入する「脂肪注入」が最も効果的な解決策となります。結論として、失われたボリュームを内側から補うことで、凹凸の段差を埋め、滑らかな表面を再構築することが可能です。これは、ヒアルロン酸などの異物よりも馴染みが良く、定着すれば長期間効果が持続します。

脂肪を取りすぎた部位は、皮膚と下の組織が癒着して硬くなっていることが多いため、単に脂肪を注入するだけでなく、癒着を丁寧に剥がす処置(サブシジョン)を同時に行うのが一般的です。これにより、凹んでいた部分がふっくらと持ち上がり、光が当たった際の不自然な影が消失します。注入する脂肪は、自身の太ももやお腹から採取した新鮮なものを使用し、不純物を取り除いた上で、細かく散らすように注入していく高度な技術が求められます。

脂肪注入による修正は、顔の立体感を自然に復活させることができるため、老け見えの原因となるコケやボコつきに悩む方にとっての救世主といえます。ただし、一度の手術で全ての凹みが完全に解消されるとは限らず、定着率を考慮して2回に分けて行う場合もあります。まずは現在の凹みの深さと範囲を専門医に診断してもらうことが第一歩です。

取り残しの盛り上がりは再吸引で修正

術後半年を過ぎても特定の箇所がボコっと膨らんでいる、あるいはフェイスラインが波打っている場合は、脂肪の取り残し(取りムラ)が原因です。結論として、このタイプのボコボコに対しては、再度不必要な脂肪を除去する「再吸引(修正脂肪吸引)」を行うことで、平坦で滑らかなラインに整えることができます。吸い足りない部分を的確にターゲットとし、周囲とスムーズに繋げる作業が必要です。

再吸引の手術は、初回よりも組織が硬くなっている(瘢痕化している)ため、非常に難易度が高くなります。組織を無理に傷つけないよう、超音波や振動を利用した特殊な機器(アキーセルやベイザーなど)を用いて、脂肪を優しく遊離させながら吸引できる技術力が必要です。医師には、どこを吸えば表面がフラットになるのかをミリ単位で見極める、非常に高いデザイン力と空間認識能力が求められます。

「また吸いすぎてボコボコになったらどうしよう」という不安を抱く方も多いですが、経験豊富な医師による修正であれば、現在の凸凹を劇的に改善できる可能性が高いです。取り残しを解消することで、本来期待していたシャープな小顔効果をようやく手にすることができます。修正を検討する際は、初回手術の結果をしっかりと分析してくれる医師を選びましょう。

難易度が高い再手術は修正専門医が必要

顔の脂肪吸引の修正手術は、美容外科手術の中でもトップクラスの難易度を誇ります。結論として、失敗した状態からのリカバリーを成功させるには、他院修正の経験を豊富に持つ「修正専門医」への相談が不可欠です。初回の手術で生じた内部の癒着や組織のダメージを正確に把握した上で、最適な処置を組み立てる能力が問われるからです。

修正専門医は、単に技術が高いだけでなく、多くの失敗症例を見てきたからこそ分かる「解剖学的な正解」を熟知しています。カウンセリングにおいても、現在のボコつきがなぜ生じているのか、どの程度までの改善が可能なのかという限界点までを正直に伝えてくれます。安易に「簡単に治せます」と言う医師よりも、リスクを十分に説明し、緻密なプランを提示してくれる医師の方が、最終的な満足度は高くなります。

修正手術は費用も高額になりがちですが、これ以上の失敗を重ねないためには、安さやアクセスの良さだけで選ばないことが大切です。症例写真の数や質はもちろん、修正に関する学術的な知見や専門医資格の有無をチェックし、心から信頼できる医師に依頼することが、ボコボコのない肌を取り戻すための唯一の道です。

術後の時期別出口戦略プラン

脂肪吸引でボコボコを避ける医師選びとは?

この章で分かること:
  • 即日契約を迫るようなカウンセリングを避け、リスクへの説明力を重視すべきである
  • 大量吸引よりも、滑らかな表面を維持するデザイン性を重視する医師が名医である

即日契約を避けリスク説明の有無を確認

顔の脂肪吸引でボコボコになるリスクを最小限に抑えるためには、カウンセリング時の「リスク説明」の質を厳しくチェックすることが不可欠です。結論として、良い面ばかりを強調し、即日契約を迫るようなクリニックは、安全性や仕上がりよりも利益を優先している可能性が高いため、避けるべきです。ボコボコや左右差、しびれといった合併症の可能性について、医学的な根拠に基づいて説明があるかを確認してください。

信頼できる医師は、あなたの顔を実際に触り、皮膚の厚みや脂肪のつき方を診察した上で、「この部分は吸いすぎるとボコつくリスクがある」「あなたの場合はここまで吸うのが限界」といった具体的なアドバイスをくれます。また、ボコボコが生じた際のアフターフォロー制度や、修正が必要になった場合の対応についても明文化されているかを確認しましょう。質問に対して誠実に、納得いくまで答えてくれるかどうかが、その医師の誠実さと自信の表れです。

一度のカウンセリングで決めてしまう必要はありません。複数のクリニックを回り、医師の考え方や対応を比較することで、誰が最も自分に適しているかが見えてきます。納得できないまま「今日だけこの価格だから」という言葉に乗せられて手術を決めるのは、一生後悔するボコボコのリスクを背負うことに他なりません。

吸引量より仕上がりの滑らかさを重視

顔の脂肪吸引において最も陥りやすい罠は「吸引量(何cc取れたか)」にこだわりすぎることです。結論として、名医と呼ばれる医師は吸引量ではなく、術後の「表面の滑らかさ」と「将来の自然さ」を最優先します。顔の脂肪は闇雲に取れば良いわけではなく、あえて「残すべき脂肪」を残すことこそが、ボコボコを防ぐための最大の秘訣です。

吸引量にこだわりすぎる医師は、ついつい深追いして皮膚を薄くしすぎてしまい、それが術後の陥没や強い拘縮によるボコつきの原因となります。一方、技術の高い医師は、組織の層を見極め、皮膚が美しく収縮するように計算してグラデーションをつけながら吸引します。その結果、吸引量自体はそれほど多くなくても、視覚的な小顔効果は高く、かつ表面は一切ボコつかないという完璧な仕上がりを実現します。

症例写真を見る際も、単に「どれだけ細くなったか」だけでなく、肌の質感が滑らかかどうか、光を当てた際に不自然な段差が出ていないかを細部まで確認してください。吸引量を誇る広告よりも、仕上がりのクオリティを追求する姿勢を持った医師を選ぶこと。それが、顔の脂肪吸引で成功を収めるための唯一絶対の条件です。

医療広告ガイドラインに則った症例写真の確認法

症例写真を確認する際は、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」を遵守した、信頼性の高い情報であるかを見極める必要があります。結論として、加工された写真やメリットのみを謳う不適切な表示に惑わされず、客観的なデータとして症例を分析する眼を持つことが重要です。正しい症例写真には、必ず「リスク・副作用・費用」などの詳細が併記されています。

具体的にチェックすべきポイントは以下の通りです。

  • 術前と術後で、照明の明るさや角度、表情(笑い方など)が意図的に変えられていないか
  • 術後の写真だけでなく、数ヶ月経過した「完成形」の写真が掲載されているか
  • ボコボコや内出血などのデメリットについての記載がセットになっているか
  • その写真の施術を担当した医師の名前が明記されているか

ガイドラインを守っているクリニックは、患者に対して誠実な情報提供を行う姿勢があります。逆に、SNSなどでキラキラした成功例ばかりを並べ、詳細なリスク説明を省いている写真は、ボコボコなどの失敗を隠している可能性も否定できません。公式ホームページなどで、修正症例も含めた多様な結果を公開しているクリニックを選ぶことが、安全な医師選びの指標となります。 参照元:厚生労働省:医療広告ガイドライン

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